2020年6月6日(土)

 日本のポップ・ヒストリーが誇る双子デュオ、ザ・ピーナッツ。1960年代、土曜日の夕方6時半と火曜日の夜7時は間違いなく彼女たちの時間でした。

 日本テレビ系『シャボン玉ホリデー』とフジテレビ系『ザ・ヒット・パレード』。スマイリー小原とスライライナーズをバックに、「可愛い花」「情熱の花」など海外のヒット曲を日本語詞でカヴァーしたり、「ふりむかないで」「恋のバカンス」「ウナセラディ東京」などオリジナル歌謡ポップスを歌ったり、日本民謡を現代的にリアレンジして聞かせたり。かと思えば、クレージーキャッツの面々と達者なコントを披露したり、ハナ肇に笑顔で思いきり強烈なヒジテツ食らわしてみたり…。

 ぼくたちにとって、ザ・ピーナッツこそエンターテインメントの何たるかをいきいき教えてくれた先生でした。ドライヴ感たっぷりのユニゾン・ヴォーカルも、スリリングなハーモニーも、一糸乱れぬ躍動的なダンスも、双子の彼女たちならでは。その後、日本のポップ・シーンに登場してきたあらゆるガール・グループたちの原点がそこにはありました。

 そんな彼女たちの素敵な歌声を、この夏、みんなで、改めて、いい音で味わいましょう。

​萩原健太

開催日時

2020年6月6日 土曜日 18時開演(17時半開場)

今回は映写があるため、美術のおまけはございません。