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2020年1月18日(土)

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長嶋有(ながしま・ゆう)

1972年生まれ。

1994年 朝日ネット(パソコン通信)の「第七句会」で句作を始める。

1995年 「恒信風」創刊同人。同人の寺澤一雄の他、池田澄子らの影響を受ける。

1996年 ミニ句集「月に行く」。

1998年 ミニ句集「春のお辞儀」。

2004年 ミニ句集「健康な俳句」(以上すべて私家版)。

2005年 「恒信風」十三号で同人誌を休会。

2011年 千野帽子、米光一成、堀本裕樹との公開句会「東京マッハ」に参加。

2012年 ツイッター(SNS)で句会「なんでしょう句会」を主催。

2014年 同人誌「傍点」を立ち上げる。

      句集『春のお辞儀』(ふらんす堂)を刊行。

2017年 「小説野性時代」野性俳壇の選者に。

2019年 「NHK俳句」の選者に。

      『新装版 春のお辞儀』(書肆侃侃房)を刊行。

      『俳句は入門できる』(朝日新書)を12月刊行予定

 

2001年に『サイドカーに犬』で第92回文學界新人賞を受賞しデビューして以来、『猛スピードで母は』で第126回芥川賞、『夕子ちゃんの近道』で第1回大江健三郎賞、『三の隣は五号室』で第52回谷崎潤一郎賞を受賞するなど、小説家として活躍している長嶋有は、ブルボン小林名義で漫画やゲームの評論、時評を手がけ、上記年表にあるように俳人としても活動している多才の人だ。

『新装版 春のお辞儀』からの自選五句は、

ほうと聞く祖父の浮気や春炬燵

よくあがり凧にいつ飽きたらよいか

サラ・コナーの命拾いや大熱風

眼鏡さらに3Dメガネ着ぶくれて

「ちょうど良い木の棒」と思う冬の棒

わたしが好きな句は、

押せば出るフロッピーディスク出さぬ春

薫風や助手席にいてチューバッカ

手押しポンプの影かっこいい夏休み

湯気たててなんかないのという裸

ブランコしか座るところのない日向

などなど、挙げていったらきりがない。

ところで。この多才の人、長嶋有に最近加わった新しい貌がある。それは、ミュージシャン!

ラッパーのsmallest(ラップと歌と作詞)、ミュージシャンのKUNIO(ゲームボーイと作曲)、ブルボン小林(朗読と作詞)がバンド「SUPERSTARS」を結成し、1stアルバム『SUPERALBUM』がhttps://superstars.bandcamp.com/で配信されているのだ。

「本の場所」二度目の登壇となる今回は、新刊『俳句は入門できる』をもとに俳句にまつわる話をしていただくことになっているのだが、なんとSUPERSTARSの演奏も聴かせてくださるとのこと。多才の人の2つの貌に出合える嬉しい機会とは、このイベントに相違ない。

(文責・豊崎由美)

​美術のおまけ

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開催日時

2020年1月18日 土曜日 18時開演(17時開場)

ゆっくり展示美術をご覧いただけるよう、1時間前の開場です。

お知らせ

多数の予約お申込みをいただきました。

予約受付を締め切らせていただきます。

ありがとうございました。

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