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「映画撮影という仕事」

中堀正夫、芦澤明子、ふたりの撮影監督が語る映画と撮影についての諸々。

お聞き逃しなく。

2017.3.25(土)

中堀正夫

1943年 東京生まれ。

日本大学芸術学部映画学科卒業後 円谷特技プロダクションに入り「ウルトラマン」の特撮部助手よりスタートする。

そこで、実相寺昭雄監督と出会い「ウルトラセブン」「怪奇大作戦」と続き大きな影響を受ける。

その後、映画ATG作品「無常」1970年 「曼荼羅」1971年 に参加1971年にテレビ映画「シルバー仮面」でカメラマンとなり 

1972年ATG三部作のラストとなる「哥」で映画カメラマンデビューとなる。

その後、映画、CM、テレビ作品を撮り続けている。

 

主な映画作品

「あさき夢みし」実相寺昭雄監督 1974年

「蜜月」 橋浦方人監督 1984年

「帝都物語」 実相寺昭雄監督 1988年

「屋根裏の散歩者」 実相寺昭雄監督 1994年

「幻の光」 是枝裕和監督 1995年

「落下する夕方」 合津直枝監督 1998年

「鏡の女たち」 吉田喜重監督 2001年

「幸福の鐘」 SABU監督 2001年

「姑獲鳥の夏」 実相寺昭雄監督 2004年

「シルバー假面」実相寺昭雄監督 2006年

「はりまや橋」 アロン・ウルフォーク監督 2009年

「ポプラの秋」 大森研一監督 2015年

芦澤明子

1951年東京生まれ。学生時代に8ミリ映画をきっかけに映像の世界へ。

実相寺昭雄監督の「無常」に魅せられ、中堀正夫氏撮影の「あさき夢みし」に見習いとして参加。

その後も中堀氏の背中を見て歩む。本格的なカメラマンとしての仕事は川崎徹氏との週間就職情報CF。その後叱咤激励されながら現在に至る。

40代から仕事の場を映画にシフトする。

 

黒沢清監督作品

 「ロフト」「叫」「トウキョウソナタ」「贖罪」(テレビ作品)

 「リアル〜完全なる首長竜の日〜」「岸辺の旅」「クリーピー」

 「散歩する侵略者」(未公開)

沖田修一監督作品

 「南極料理人」「滝を見に行く」「モヒカン故郷へ帰る」

瀧本智行監督

 「私という運命について」「氷の轍」(いずれもテレビ作品)

原田眞人監督

 「わが母の記」

深田晃司監督

 「さようなら」

矢口史靖監督 

 「wood  job!~神去なあなあ日常〜」

吉田大八監督

 「羊の木」(未公開)

見えないものを写し撮る、と言う撮影監督がいます。

見えないものは写らない、と言う撮影監督がいます。

どちらも正しい。

中堀正夫、芦澤明子、映画界を代表するふたりの撮影監督が、撮影という仕事について語ります。

見えないものは写らない、そう語る者に限って、見えないものを見ようとし、

見えないものを写し撮る、そう語る者に限って、見えるものを徹底的に見ようとします。

ふたりはどう考えているのか、興味の尽きない90分です。

開催日時

2017年3月25日 土曜日 18時開演(17時30分開場)

今回は資料画像映写がありますので、美術のおまけはございません。

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