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「異聞 原節子と10人の男たち」安藤紘平
2016.4.2(土)



原節子は、「永遠の処女」と呼ばれ、戦前から戦後にかけて活躍した日本映画を代表する女優である。
2000年に『キネマ旬報』が評論家・ジャーナリストら著名人からのアンケートで選んだ20世紀を代表する女優ベストテンで
堂々の1位に選ばれた。
彼女を主役にして名作を残した映画監督はと云えば、小津安二郎、黒澤明、木下恵介、成瀬巳喜男、今井正などそうそうたるメンバーで、
特に彼女の代表作と云われる小津の『東京物語』は、イギリスBFIの選ぶ世界の名画に常時選ばれている。
そして原は、1963年突然引退、その後表舞台には一切姿を現さない神秘性から、色々な噂が乱れ飛んだ。
今回、小津の「東京暮色」で助監督として実際に原を目の当たりにした篠田正浩監督や映画監督協会の老監督たちの証言などを基に、
「原節子を巡る10人の男たち」をテーマにして、時代と運命に翻弄された「原節子」という女優の映像と逸話を検証し、
その輪郭を皆さんで想像しようという試みである。
安藤紘平
青年時代、寺山修司に師事。繊細で独創的な表現力で知られる映像作家。ハイビジョンを使っての作品制作では世界的な先駆者。
多数の作品で、ハワイ国際映画祭銀賞、モントルー国際映画祭グランプリなど数多く受賞。
パリ、ニューヨーク、ロサンゼルス、東京などの美術館に作品収蔵。
2001、05年パリにて安藤紘平回顧展開催。
早稲田大学名誉教授 日本映画監督協会国際委員 北京電影学院客員教授
開催日時
2016年4月2日 土曜日 18時開演(17時30分開場)
今回は資料画像映写がありますので、美術のおまけはございません
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